会社員夫の社会保険の扶養から外れたときに増える負担額は?フリーランス妻のリアルな数字を公開します
昔は社保から外れることが異常に怖かったゆみちんです。
どうも(´・ω・`)
フリーランスになる前、まだそんなに収入がないときから、社会保険を外れたあとのことばかり考えていました。
どんだけ負担が増えるんだろう・・・
払えなかったらどうしよう・・・
わからないことだから怖いんですよね。
だれだって、社保から外れて、国保やら国民年金やらの負担が増えるのは避けたいじゃないですか。
手取りが減るのだって嫌でしょうし。
でも、もし、リアルな数字がわかったら・・・
あれ?意外とがんばれるかも?って思えるかもしれませんし、思えないかもしれません(どっちや!)
ということで、参考になるかわかりませんが、わたしのリアルな数字を公開しようと思います。
ぶっちゃけて、割合としては、太いですよ・・・(´・ω・`)
(がんばれないフラグがここに立つ・・・)
実際に外れたときのお話はこちらにまとめています。
開業したら健保に確認。妻が社会保険上の扶養から外れるとき
扶養から抜けて国民健康保険へ。手続きしに役所へ行ってきました!
実は要注意!扶養から外れるタイミングは健保により違う!
まずね、意外と知られていないのかもしれないんですが、
社会保険から外れる条件やタイミングは、健康保険組合によって違いがある
ってこと。
よく「130万円の壁」って言いますよね。
年収が130万円を超えたら、社会保険から外れて、じぶんで国保と年金を負担することになるっていう。
あれね、130万円を超えるから外れるっていう感覚では遅いってことです。
たとえば、健保によっては、月10万8,333円以上が3ヶ月続いたら、という規定を設けているところがあります。
また、夫しんごの加入してる健保は、「開業した時点でアウトー!」みたいなノリなんですよ。
自営業主婦には非常に厳しい健保です(赤字だからね)。
最悪ですよ、ほんと。
でも、ものすごく充実しているところは、「売上から経費を除いた所得が130万円を超えたら」っていう規定のところもあるわけなんです。
ああ、うらやましい(笑)
というわけで、年末になって130万円が気になってきた方は、いますぐ健保に確認ですよ!
あ、バレなきゃいいって話じゃないですよ。
健保独自にペナルティもあるので、ここはちゃんとチェックしておきましょ!
国民年金はみんな同じ
さて、扶養から外れると、以下の4つをじぶんで支払う必要が出てきます。
・国民健康保険
・国民年金
・住民税
・所得税
これまではパートナーの社会保険でまかなわれていたものが、ズシッとじぶんの肩にのしかかってくる感じですね。
国民年金はいたって簡単。
これは、一律でだれも金額が変わりません。
2016年度は月額16,260円です。
毎年ちょっとずつ上がるみたいなので、来年度はまた変わるのかな(´・ω・`)
ちなみに、年払いするとちょびっとお得になります。
クレカ払いするとポイントつきます。
賢く払いましょう♪
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どうしても払えないときは・・・
収入が激減した、失業したなどで払えなくなったときは、「猶予・免除」することができます。
住民登録をしている市区町村役場の国民年金担当窓口へ、本人が申請書を出すことで受け付けてもらえます。
・・・が、パートナーの所得もすべて含めて「払えない」というときに受け付けてもらえるので、じぶんの収入が厳しいから、という理由だけで免除はしてもらえません。
まぁ、収入減っちゃったら、社保に戻ればいいだけです。
年金を免除すると受け取り金額も減ってしまうので、ここは社会保険の扶養認定を受けるほうがよさそうですね。
地域によって変わる国保の金額
次に、国民健康保険。
これがやっかいで、住んでいる地域によって大きく違います。
国民健康保険計算機というサイトに目安が載っているので、参考にしてみてもいいかも。
市のホームページにも計算機があったりするので、所得から算出することもできますよ!
ちなみにですが、わたし自身の2016年度の国民健康保険料は、13万7,000円でした。
月額にすると、約1万1,000円くらいですね。
昨年度は、売上から経費を除いた所得が125万円だったので、割合としては、ちょっと大きくない?なんて(´・ω・`)
(ゆとりある健保だとまだ扶養から外れなくていいくらいだったのに!笑)
でも、こんだけ払ってます・・・
今年度の売上は、昨年の2倍超えになっているので、いまから戦々恐々としております。
パートなど給与所得の場合は、もっと安くなるはずです。
きちんとした数字を知りたいなら、役所に問い合わせるのが確実です。
わたしの場合、もう開業した時点でアウト!だったので、何円でもどんとこい!と開き直ることができました。
ここをしっかりと計算しておくことで、いくらか不安は拭えるはず。
わからないから怖いと放置しておくのではなくて、問い合わせて知ることからはじめていきましょう!
住民税も痛かったよ?
忘れるところでした。
住民税も来ています。
こちらが、年間6万円でした。
およよ、ほんと太い・・・。
社保から外れる負担感は、やはり大きい
国民年金:19万円
国民健康保険:13万円
住民税:6万円
所得税:3万円(ゆみちん分だけ)
合計:41万円
ということで、フリーランスの場合、所得125万円でも、41万円も飛んでいくってことになりました。
はい、どーん!
きっと、扶養から外れないほうがいいな・・・と思った方もいるでしょう(笑)
(というかほとんど?)
ちなみに2015年度のものはこちらに掲載しています。
フリーランスになって扶養から外れると、家計負担はどれだけ増えるのか。
ちなみに2015年(2014年度)は、白色申告をしているので、税金高め。
フリーランスになったら、たとえ売上が立っていなくても、青色申告のほうが断然お得。
年収は倍くらい違いますが、税金は約2万円の差で済んでいます。
これは青色のメリットです。
パートナーにも影響あり!
とにかく収入をあげれば負担するものが増えます。
パートナーの扶養から外れた場合、そちらの税金も増えることも知っておきましょ。
昨年、夫しんごの住民税は年間2万円アップしていました。
今年分は配偶者特別控除しか利用できていないので、もうすこしあがってるはず。
ちなみに来年の確定申告では、もう配偶者特別控除も受けられないことが確定しているので、さらにあがるのかしら。
ありがたいことに、会社から支給される家族手当は、わたしの分もいただけております。
健保は厳しいけど、会社は優しい(笑)
ありがたや〜
余談だけど、所得証明の提出を求められます
健保の扶養から外れたら、もう夫の健保とは関わらなくて済むのかな〜なんて思っていたのですが、扶養を外れたいまでも、相変わらず所得証明を毎年提出しております。
これ、なんのため?っていつも疑問なんですけどね。
もしかして、子どもたちの扶養をどちらにするかってことなのかしら。
国保は「扶養」という概念がなく、子どもの分もしっかり保険料が発生してしまいます。
なので、お願いだからそれだけはやめてくれ〜と願っているところ(´・ω・`)
106万円の壁は積極的に活用しよう
制度が変わり、一部の会社に勤務する人は、あらたに「106万円の壁」ができました。
条件があるので、みんなに関わってくる話ではありません。
106万円の壁は、社会保険と厚生年金に関係してきます。
わたしは、もし加入できるのであれば、さっさと加入しておくべし!と思ってます。
もしですよ、わたしがこれからパートをするなら、106万円で加入させてくれるところを探します。
たしかに、いまより手取りは減るかもしれません。
でも、やはり国保&国民年金に比べると、圧倒的に手厚いのです。
ついでに雇用保険も加入したい(笑)
いまでも外に働きに出られるなら、106万円くらい稼いで社保に入って、いまと同じようにフリーランスでも仕事していくと思う。
だって、パートだもの。
副業は自由ですから♪
昔、アルバイト時代も、社保に加入させてもらえてたんですよ。
あんまり気にしてなかったけど、ありがたかったなぁといまでは思っています。
「社保完備」って、素敵なフレーズよね(´・ω・`)
まとめ的な。
なんとかの壁って、ほんとややこしいですよね。
わたしのリアルな金額を知って、やばいな・・・と思った人もいるかもしれませんね。
ほんと、フリーランスとパートでは金額が変わってくるので(とくに国保ね)、単純に比較はできません。
が、1つ言えるのは、外れてもやっていけるってこと。
むしろ、外れてしまったら何時間働けばいいとか考えなくていいですからね。
なんだったらパート先変えて、106万円で社保完備のところに入ってしまって、130万円くらい稼げればいいかも!なんて、そんな戦略も取れるようになりますから。
もちろん、社保に加入できれば、もう扶養の範囲とか気にしなくていいので、好きなだけ稼げばいいのです。
壁に惑わされるのではなく、働くことで得られるメリットや、制度そのもののメリットに目を向けてみましょう。
負の側面だけではなく、プラスの側面もあります。
もちろん、扶養の範囲内で損しない程度に働きたいという場合は、扶養から外れないように調整することが最優先です。
でも、働く目的がそこではない場合、一歩飛び出す勇気を持ってみてもいいかもしれません。
働くとは、じぶんにとってどういうことなのか。
わたしの場合は、扶養から外れてもいいから、世帯年収をどんどんあげていきたかった。
年収をあげて、所得を増やすことで、できることが増えてきます。
すこしずつだけど、やりたかったことをたくさん叶えられるようになってきました。
たとえば、子どもの習い事1つとっても、そうなんですよね。
どこかに遊びにいくときも、お金の心配ばかりしていたくない。
思い切り人生を楽しむため、これからもガンガン収入をあげていけるよう、いろんなことにチャレンジしていく予定。
いろいろと、すでに企んでおります(ニヤリ)