お金が貯まる人の保険選びの大事な話。あなたの保険、あなたを助けてくれますか?
医療保険がますます安くなったゆみちんです。
どうも(´・ω・`)
これまで夫婦そろって60歳払い済みの保険を契約していました。
しかし、家計と家族の状況が徐々に変わって、貯金も増えてきたので、いつでも辞めても後腐れのない終身払いの医療保険に切り替えました♪
逆に、加入したのは、ゆみちんのがん保険です。
保険選びの詳細は、こちらの記事にまとめています。
保険の見直し。具体的な保険相談と見直し内容や手順・判断基準を公開します。
お金が貯まるようになってきて、保険は最低限の保障に備えて入られたらいいと考えるようになりました。
ファイナンシャルプランナーの勉強を始めてから、なおさらです。
保険のこと、真剣に考えたことがありますか?
人生の不安を埋めるために保険に加入するの?
ゆみちんも家計ブロガーの端くれで、しかもFPの資格まで取って、保険のこともよく書いてますから、相談をいただくこともあります。
お話を聞くなかで、いちばん多いのが、
じぶんの不安な気持ちを「保険」で埋めてしまおうとしている方が多すぎる。
ということです。
保険って、不安に備えるものなのでしょうか。
不安に備えると、いったいどうなってしまうのでしょうか。
不安にガッチリ備えてみたら・・・
たとえば、病気になったときの備えとして医療保険に加入を検討したとします。
* * *
医療費ってどれくらいかかるんだろう・・・
高額療養費制度があるけど、対象にならない支払いもあるみたい。
個室になったら差額ベッド代も必要だし、お見舞いの人の交通費とかも必要だって聞いたこともある。
そういえば、保険相談の人、日額1万円くらい必要だとか言ってたな。
じゃあ、日額1万円の保険にしよう。
がんや糖尿病になったら働けなくなるよな・・・
長期入院になるかもしれないし、三大疾病特約もつけておこう!
がんになったら一時金がもらえるやつがいいって聞いたから、それもやっておこう。
長期化するらしいから、無制限に支給してもらえるものがいいかも。
通院での治療も増えてるって聞いたから、通院保障もあったほうがいいよね。
女性なら子宮頸がんとか乳がんとか特有のがんもあるから、女性特約も必要かな。
それにしても医療保険のお金って、老後に支払いが続くと大変だよね。
保険料は一時的に負担が大きくなるけど、できれば60歳払い済みにしておこう。
入院中の保障って、医療保険だけで足りるのかな・・・
会社員だけど、疾病手当てが出るっていってたけど、全額出るわけじゃないし、収入への備えも必要じゃん!
就業不能保障保険も加入しておかないと、家族が困ったことになるぞ!
あああ、保険でちゃんと備えないと、家族が破綻してしまう・・・!!
* * *
ま、不安から保険のことを考えると、こういう風に進んでいくかと思います。
これで、全部備えたらいくらになるか知ってますか?
ある保険で試算したところ、30歳女性で医療保険+がん保険で、月額約14,000円にもなるんです。
就業不能保障を含めると、月額約18,000円です。
18,000円ならいいかも・・・って思いました?
でもこれ、掛け捨てですよ?
年間で考えると、21万6,000円。
60歳まで支払い続けたら、648万円にもなるんです。
648万円は大きすぎます。
病気にならなきゃ、ソンですよね(笑)
特約をマックスつけての金額なので、さすがにここまで保険で備えている方がいるのかはわかりませんが。
だけど、不安に備えてしまうと、こういうことになってしまいがちなんです。
ほんとうは、お金、あるんじゃないですか?
じぶんが抱える不安に、保険で超手厚く備えていたって、保険金を受け取るまでにタイムラグが生じます。
また、入院中にもお金が必要になることは、たくさんあるでしょうね。
入院中のお金や、医療費の自己負担分を支払うお金は、ありますか?
保険に入っていても、現金は必要になります。
保険ばかりに頼るのではなく、貯金も同時にしていく必要がありますよね。
もし、すべて滞りなくじぶんのお金で支払えたのなら、過剰に保険だけで備える必要って、あると思いましたか?
保険金が入る前に支払うことができているのだから、そこまで手厚い保障はいらないと考えることができますよね。
入院したときには、保険に入っていて助かったと思うかもしれません。
実際に、母が入院したときには思いました。
あとからお金が入ってきますし、そういう感覚になりやすいのかも。
でも、ほとんどの方が、入ってきた保険金以上に、保険料を支払っているんです。
医療保険のカラクリ。あなたの医療保険、モトをとるのに何日入院する必要があるか知ってますか?
何が言いたいかというと。
貯金ができていない家計なら、保険は最低限の保障で、まずはお金を貯める。
貯金がある程度あるのなら、コスト意識をしっかり持って保険を選ぶ。
ということなんです。
そして、それよりも何よりも、
保険料を支払えるお金があるなら、貯金できますよね?
貯金、したくないですか?
なにかあったら不安だ・・・お金がなくなるかもしれない・・・と不安に追い立てられて保険を契約して、お金がない、お金がないと感じてしまう。
本当は、あるのに。
保険料が支払えるなら、同じ額だけ、お金も貯められます。
30年間で648万円を保険料に費やすのと、60歳のときに648万円の貯金があるのとでは、どちらがいいですか?
父が他界した自営業家庭で育ったゆみちんだから言える話。
うちの父は、ほとんど保険に入っていませんでした。
日額5,000円の医療保険と、1,000万円程度の生命保険だけです。
子どもが4人もいて、さらに自営業なのに、たったこれだけしか備えていないのって、ほんと危険ですよね^^;
ほとんど備えのない自営業家庭でしたが、ゆみちんたち家族7人は、生き残ることができました。
遺族年金、母子手当、母子家庭が利用できる奨学金、祖父母の年金含め、いろいろなものをフルで利用しました。
妹たちは専門学校を卒業し、弟は短期大学を出ました。
また、子どもたち全員で、アルバイトをしたりで家計を助けてきました。
田舎であったのもよかったかもしれません。
親戚や近所の方からいろいろと気にかけていただいて、食べるものにはまったく困りませんでした。
意外と備えてなくても生きていけるものだな、と教訓にすらなっています。
本当に必要な保障って、なんだろう?
父が他界したときに、なにが大事だったかというと、
家があったことと、母に職があったこと、そして、支えてくれる人たちがいたこと。
ですね。
これらがなければ、厳しかった・・・。
安心して住める家と、稼いでいけるスキルがあれば、最低限の保障でも、そこそこ暮らしていくことはできるんです。
子どもが多かったので、たしかに貧乏でしたけどね^^;
遺された家族が、老後の心配もいらないほどの保障を保険で備えていると、いくらお金があっても足りません。
また、保険を使わなかったらムダになるだけです。
必要最低限の保障さえあれば、あとはなんとか食べていくことはできます。
子どもが小さくて働けないうちには、それに合わせた保障を。
働けるようになれば、その保障はバッサリ切っていい。
不安に備えてばかりいても、いざというときに、保険が助けになるかどうかなんてわかりません。
保険に入っていても、抱えている心の不安は打ち消せません。
不安を保険で埋めるのではなく、そろそろ、その不安と真剣に向き合っていきましょう。
抱えた不安を打ち消せるのは、じぶん自身の心と向き合うしかありません。
ゆみちんにも不安はあります。
だけど、それを保険で埋めることは絶対にないです。
それよりも、お金が入ってくる仕組みや、稼ぐスキルだけは絶やさないようにしておきたいです。
そして、なにがあっても対処できる家計スキルを身につけておきたい。
いまは、そう考えて、わが家の保険での備えは、最低限にしています。